入力していくだけでその家の性能が出る。
温熱の理論がわかると面白くてどんどんハマってしまいました。
- 株式会社近藤建設興業
- 代表取締役 近藤 直岐 様
- https://www.kondo-kk.com/
理論がわかれば、答えはちゃんと出る。めちゃめちゃ面白い。
- Energy ZOOを知ったきっかけと導入の決め手を教えてください。
初めにパッシブデザインを始めた時は、経験と勘だけでやってきている状態で、お客様に伝えるときに根拠がなくて、定量的に伝えるために何かがないとダメだなっていうのは悶々と感じていました。
一度Excel版の外皮計算をやろうとある研修に参加したのですが、全然わからなくて脱落したんです。
でも逃げているわけにはいかないなと思って、野池学校(現:温熱カレッジ)に参加して、そこでEnergy ZOOを知りました。野池学校では温熱の基本から教えてくれるので、外皮計算の理論もしっかり理解でき、Energy ZOOの使い方もわかって、勉強していくうちにどんどんハマってしまって(笑)。入力していくだけでちゃんと答えが出るので、これは、めちゃめちゃ面白いなあと。Energy ZOOはパッシブデザインをしていくには絶対に必要なものだと判断して、導入を決めました。
- 御社では、スタッフ全員がEnergy ZOOを使えるそうですね!
スタッフは全員温熱カレッジを受講済みなので、全員Energy ZOOを使えます。
実際の担当業務で使う使わないにかかわらず、温熱計算の基礎をしっかり学んでほしいので受講させています。ηAH値が足りない、なら窓を大きくしようかとか、スタッフの誰に話しても通じる。設計担当ではなくても、入社間もないスタッフでもEnergy ZOOの入力をしていますよ。
根拠があるプランを作成するために、Energy ZOOは欠かせません。
- Energy ZOOはどんな場面で使われていますか?
プラン作成時に、Energy ZOOのすべてのプログラムでシミュレーションをしたうえでプレゼンやご提案をしています。
このプランだと室温や光熱費がどのくらいになるか、なぜその数字になるのかの理由もわかっているので、プレゼン時にどんなことを聞かれても自信をもって答えられるようになりました。根拠があるプランを作成するために、Energy ZOOは欠かせません。
お客様へのセカンドレクチャーでは、室温シミュレーターを使ってQ値が違うデータをたくさん作って比較したり、数値を変えて室温変化を見せたりすることもありますね。
Energy ZOOは窓の付属部材に、申請では評価されない「ハニカムブラインド」等を選択することもできます。実生活に沿ったものをつけて計算できるので、数値の正確さが違います。
申請用と実生活用でデータを分けて使っています。
- Energy ZOOを導入して変わったところは?
お客様の層ががらりと変わりましたね。それまではローコスト住宅も建てていたので、一棟単価は約2倍になりました。
プレゼン時、競合は必ずいますが、ほぼ負けなくなりました。他社と比べても決して安くはないほうなのですが、シミュレーション結果をお見せして、この金額になる根拠をきちんと説明すると「なるほどね」とご納得いただけています。
また、弊社では引渡し後、3年目と5年目にアンケートを取っているんですが、暑い寒い、暗いや光熱費が思ったよりかかるなどというご意見はありませんね。
引渡し後も、その家に合わせた住まい方の提案に活用していきたい。
- 今後の展開をお聞かせください。
実測調査にもっと力を入れていく予定です。測定した結果と、Energy ZOOのシミュレーション結果と照らし合わせて、冷暖房の使い方や窓開けのタイミングなどの住まい方を提案したいですね。
弊社では、お引渡後にお客様にご協力いただいて室温の実測をしていますが、Energy ZOOの結果は実測とほとんど差がないと感じています。
実測結果がシミュレーションの結果と違うかもしれない、苦情になるかもという不安がある方もいるかもしれませんが、シミュレーションと実測室温が合わない場合、だいたいは換気方法や日よけなどの住まい方に原因があります。
工務店の仕事は、良い家を建てて終わり!ではありません。その家で快適に過ごしていただけるよう、その家に合わせた住まい方を提案し、お客様との良い関係を続けていくためにも、Energy ZOOを活用していこうと思っています。
お客様に喜ばれる家を作るためには、まずはやってみるべき!そしてやり続けること、学び続けることがやっぱり大切ですよ。
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