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#HEAT20 #YKK AP #外皮性能計算 #窓 #自己適合宣言書

『自己適合宣言書』での窓の計算(YKKAP製品の場合)と自己適合宣言書を使った場合/使わなかった場合の比較

今回はYKKAP製品の場合の『自己適合宣言書』の読み方と、
『自己適合宣言書』を使った場合、使わなかった場合の違いについてご紹介します。

■YKKAP製品の場合
1.インターネットで「YKKAP 自己適合宣言書」と検索します。

2.一番上に表示される「②【窓】試験値・計算値(代表試験体)YKK AP株式会社」を
クリックします。

3.このようなページが表示されるので、下にスクロールして使用するサッシを探します。みつけたら右にある「+」をクリックします。

4.「+」をクリックすると窓種類別の自己適合宣言書や附属書が掲載されていますので、開き形状に合った附属書のPDFを開きます。

5.このような表が表示されます。上から順に「中空層の仕様」「一般ガラスか合わせガラスか」「透明ガラスか型ガラスか」「ガラスの厚み」「Low-E色」を選択していくと、①~⑥の記号が読み取れます。

今回は
中空層:アルゴンガス入り
ガラス:一般ガラス・透明ガラス
ガラス厚:3mm
Low-E色:ニュートラル
を選定しました。
その結果、区分記号は「①」となります。

記号が読み取れたら、下にある開口部の熱貫流率 性能一覧①の欄にある熱貫流率の数値を拾います。
「樹脂スペーサー仕様」「付属部材なし」の場合は1.36と読み取れました。

また日射熱取得率の数値は水色で示した「ニュートラル」の欄にある0.45を読み取ります。

この表は印刷して、選定した熱貫流率や日射熱取得率の数値にマーキングしておくことをおすすめします。(申請に使う場合に添付書類として必要になります)

6.Energy ZOOの入力画面で窓の「手動設定」ボタンをクリックします。
(まとめて作成やまとめて修正の場合も同様に「手動設定」をクリックして下さい。)

7.先程表から拾った熱貫流率と日射熱取得率の数値を入力します。

※ガラスの種類:Low-Eガラスの場合は「その他」になります。
※ガラスの区分:Thermal-Cのマニュアルをご覧ください。

これで自己適合宣言書の数値の入力ができました。

■自己適合宣言書の数値を使った場合と使わなかった場合の違い

自己適合宣言書の数値は、メーカーがサッシの種類に応じて試験や計算をした精緻な数値です。
一方、自己適合宣言書の数値を使わない場合は日本サッシ協会が示している数値(こちらも申請で使用可能です)を使用することになりますが、この数値はある程度丸めた数値なので、不利側の結果となり、かつ実際の性能を反映していない結果となります。

<樹脂Low-E複層サッシ アルゴンガス入り ガラス3mm/中空層16mm 引違いの場合>

日本サッシ協会提示の熱貫流率・・・2.15W/㎡K
LIXIL エルスターS 自己適合宣言書の熱貫流率 ・・・1.46W/㎡K
YKKAP APW330 自己適合宣言書の熱貫流率 ・・・1.42W/㎡K(アルミスペーサー)

となります。

<自立循環型住宅のモデル住宅で建物全体のUA値を計算>

日本サッシ協会提示数値の場合・・0.6W/㎡K
LIXIL エルスターSの場合・・・・0.54W/㎡K
YKKAP APW330の場合・・・・・0.54W/㎡K

となり、6地域ならZEH基準程度だったものがHEAT20のG1グレードをクリアできるということになります。

これからの時代、自社物件の仕様アップを検討されている会社も多いかと思いますが
このように計算方法を変えるだけで基準をクリアできるケースもあります。

少し手間が増えると思われるかもしれませんが、
Energy ZOOでは仕様保存ができますので、一度入力すればそれを読み込んで次の物件で使うことができます。
是非お試しくださいね。