『自己適合宣言書』での窓の計算(LIXIL製品の場合)
今回は、外皮性能計算の結果を大きく左右する窓の『自己適合宣言書』での
計算についてご紹介します。
「データを探したり、入力するのが少し面倒」と思われるかもしれませんが、
この計算方法を使うだけでHEAT20 G1だった計算結果がG2になることもあり得ます。
また、より実態に近い結果を得ることができます。
ぜひ試してみてくださいね。
■LIXIL製品の場合
1.インターネットで「LIXIL 自己適合宣言書」と検索します。
2.一番上に表示される「木造用 開口部(平成28年省エネルギー基準対応) – LIXIL ・・・を
クリックします。
3.このようなページが表示されるので、②【サッシ】試験値・計算値(代表試験体)をクリックします。
4.下にスクロールして、使用するサッシを見つけたら、その右にある「熱貫流率・日射熱取得率 性能一覧」のPDFをクリックして開きます。サッシの開き形状によっても違うのでお間違いのないように。
5.このような表が表示されます。上から順に「中空層の仕様」「一般ガラスか防犯ガラスか」「透明ガラスか型ガラスか」「ガラスの厚み」「Low-E色」を選択していくと、A~Eの記号が読み取れます。
今回は
中空層:アルゴンガス入り
ガラス:一般ガラス・透明ガラス
ガラス厚:3mm
Low-E色:クリア
を選定しました。その結果、記号は「A」となります。
記号が読み取れたら、下にある<表1>熱貫流率のAの欄にある熱貫流率の数値を拾います。
「遮蔽物なし」の場合は1.66と読み取れました。
また日射熱取得率の数値は水色で示した「クリア」の欄にある0.47を読み取ります。
この表は印刷して、選定した熱貫流率や日射熱取得率の数値にマーキングしておくことをおすすめします。(申請に使う場合に添付書類として必要になります)
6.Energy ZOOの入力画面で窓の「手動設定」ボタンをクリックします。
(まとめて作成やまとめて修正の場合も同様に「手動設定」をクリックして下さい。)
7.先程表から拾った熱貫流率と日射熱取得率の数値を入力します。
これで自己適合宣言書の数値の入力ができました。
慣れないうちは少し面倒と思われるかもしれませんが、
Energy ZOOには仕様登録機能がありますので
一度入力した自己適合宣言書の数値は、次回の入力時に読み込んで再利用することができます。
これからどんどん住宅の高性能化は進み、それに伴って自己適合宣言書を使うような精緻な計算も求められるようになります。
Energy ZOOなら簡単な入力でこのような計算にも対応することができます。
またLiveチャットでこうした入力方法について無料でお伝えしていますので
是非お気軽にご参加くださいね。
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