『内窓』をつけた場合の窓の外皮性能計算(LIXIL「インプラス」の場合)
今回は『内窓』を付けた場合の外皮計算の方法をご紹介します。
リフォームで設置した内窓についても、こちらの方法でより正確な結果を得ることができます。
ぜひお試しください!
■LIXIL「インプラス」の場合
1.インターネットで「LIXIL 自己適合宣言書」と検索します。
2.一番上に表示される「木造用 開口部(平成28年省エネルギー基準対応) – LIXIL ・・・を
クリックします。
3.このようなページが表示されるので、「①建具とガラスの組み合わせ」をクリックします。
4.下にスクロールして、「二重窓の熱貫流率(木造)」項目の、「対象製品性能一覧表」のPDFをクリックして開きます。
5.このような表が表示されます。左側の「外窓の仕様」から既存で設置されている窓の商品名の行を選び、「内窓(インプラス)の仕様」から、設置するインプラスに該当する行を選ぶと、当てはまる熱貫流率がわかります。
例えば、
外窓:サーモスA
内窓:インプラスLow-E複層、ガス層8㎜以上10㎜未満
の場合、熱貫流率(付属部材なし)の値は1.40と読み取れます。
6.日射熱取得率は、先ほどの「木造用 開口部(平成28年省エネルギー基準対応)– LIXIL…」のページの、「二重窓のガラス・建具ごとの日射熱取得率」のPDFをクリックして開きます。
7.このような表が表示されます。熱貫流率と同じく、左側の「外窓のガラス」から既存で設置されている窓の商品名の行を選び、「内窓(インプラス)のガラス」から、設置するインプラスに該当する行を選ぶと、当てはまる日射熱取得率がわかります。
例えば、
外窓:単板・一般
内窓:日射取得型・Low-E複層 クリアカラー
の場合、日射熱取得率(付属部材なし)の値は0.43と読み取れます。この表は印刷して、該当する熱貫流率や日射熱取得率の数値に印をつけておくことをおすすめします。(申請に使う場合は添付書類として必要になります)
8.Energy ZOOの入力画面で窓の「手動設定」ボタンをクリックします。
(まとめて作成やまとめて修正の場合も同様に「手動設定」をクリックしてください。)
9.先ほど表から拾った熱貫流率と日射熱取得率の数値を入力します。
ガラス仕様については、日射熱取得率の表の該当する行の「ガラスの仕様の区分」に以下の数字がある場合、以下のように入力してください。
LIXIL表のガラスの仕様の区分 | Energy ZOOのガラス仕様 |
2 | 普通複層 |
5 | 普通三層以上 |
6 | Low-E 三層以上 |
7 | Low-E 三層以上 |
空欄 | ※ |
※:外窓・内窓すべてのガラスを勘案してプルダウンから選択してください。
(例)外側のガラス→一般複層ガラス
内窓のガラス→Low-E複層の場合、「Low-E複層」を選びます。
これで内窓をつけた場合の数値の入力ができました。
同じ組み合わせ(外窓+内窓)での入力がある場合は、マイリストに保存しておけば次回から呼び出して再利用することができます。
内窓は比較的安価で高い断熱効果が得られるリフォームとして、補助金や助成金の対象としている自治体も多いです。
設置時にどれくらい住宅性能が上がるのか?について、正確に計算をすることで、UA値やQ値がはっきりし、その効果が室温や光熱費として得られるようになります。
Energy ZOOなら簡単な入力でこのような計算にも対応することができます。
入力方法についてもう少し詳しく知りたいユーザー様は基本研修の入力ワークショップを、導入前のお客様はオンライン説明にてご相談ください!
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